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【レビュー】Backpack Hero(バックパックヒーロー)|“整理整頓”が戦略になる、新感覚ローグライクの魅力

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【レビュー】Backpack Hero(バックパックヒーロー)|“整理整頓”が戦略になる、新感覚ローグライクの魅力

「アイテムを拾って、戦う」
そんなよくあるゲームの要素を、ここまで戦略的に、かつ面白くアレンジした作品はなかなかありません。

『Backpack Hero(バックパックヒーロー)』は、ローグライク・戦略バトル・パズル・インベントリ管理――一見するとバラバラなジャンルを見事に組み合わせた、新感覚のゲームです。

この記事では、本作の魅力を以下の3つの観点から紹介します。

  • バックパックの整理がそのまま戦術になるユニークなバトルシステム
  • アイテムの組み合わせと配置によって生まれるビルドの奥深さ
  • キャラクターごとに大きく異なる戦術スタイルと遊び方の幅

「戦略を考えるゲームが好き」「ローグライクを繰り返し遊ぶのが好き」「少し変わったゲーム体験を探している」
そんな方に、ぜひおすすめしたい1本です。

■ どんなゲーム?――地味に見えて奥深い、整理整頓ローグライク

『Backpack Hero』は、ダンジョンを探索しながら敵と戦い、アイテムを拾って装備を強化していく、見下ろし視点の2Dローグライクです。

最大の特徴は、「アイテムをどこにどう配置するかが、戦闘力に直結する」という仕組み。

持ち物(バックパック)の整理整頓が、そのまま戦術になっているという点が、他のゲームにはない大きな魅力です。

1. バックを整理して戦う? 新しい“インベントリ・バトル”の形

本作の戦闘はターン制で、自分のバックパックに入っているアイテムを使って戦います。

特徴的なのは、「アイテムの配置」で性能が変わるという点です。

たとえば:
剣Aは、上に盾があると攻撃力が上がる盾Bは、左に防具があると防御力がアップする指輪Cは、上下が空いていると毎ターンMPが回復する

このように、アイテム同士の位置関係や周囲のマスの状態によって、効果が変化する仕様になっています。

つまり戦闘が始まる前から、「どのアイテムを、どこに置くか?」という配置の段階で、すでに戦術が始まっているというわけです。

「1マスずらすだけでダメージが伸びる」
「ここのポーションを別の場所に置けば、他の装備と効果がかみ合う」
そんなふうに試行錯誤する楽しさが、自然とクセになってきます。

2. アイテムごとの効果を活かす“ビルド構築”の奥深さ

ダンジョンを進んでいくと、ランダムでアイテムがドロップします。

武器・防具・アクセサリー・消耗品・魔法アイテムなど、種類も多く、どれも一癖ある性能を持っています。
このゲームでは、強いアイテムを拾えば勝てるというよりも、「自分の現在の構成に合ったアイテムを見極めて、活かせるかどうか」が重要になります。

具体的には、こんなビルドが考えられます:

  • 弓×矢の方向を揃えた遠距離特化型
  • 一撃必殺の毒ビルド
  • ターンごとに自己回復する防御型構成
  • 杖とマナによる魔法攻撃ビルド
  • 状態異常でじわじわ削るデバフ構成

このように、ビルドの幅がとても広いうえに、拾えるアイテムが毎回違うので、プレイごとに戦い方を調整していく必要があります。
その「構築と調整」のプロセスが非常に楽しく、繰り返しプレイするたびに「次こそはもっと上手くいく」と感じさせてくれる作りになっています。

3. キャラクターによって戦い方がガラリと変わる

『Backpack Hero』では、プレイアブルキャラクターが複数用意されていて、それぞれ全く異なる特徴を持っています。

以下は代表的なキャラと戦い方の例です:

パース(初期キャラ):

武器・防具・回復などバランスよく使える基本型。初心者におすすめ。

サティック:

MPと魔法の管理が重要な魔法使いタイプ。杖とマナの配置が鍵。

トード:

自分で戦うのではなく、召喚したミニオンを育てて戦わせるユニークなスタイル。

クリスタル:

アイテムを“合体”させて強化していくビルド。配置だけでなく合成順も大事。

キャラによってシステムそのものが違うため、「同じゲームなのに全然違う遊び方ができる」感覚が味わえます。
1つのキャラを極めるのも楽しいですが、他のキャラに挑戦することでまた新たな発見があります。

■ 惜しいところ:バグが少し気になる場面も

全体としてとても完成度の高いゲームですが、いくつか気になる点もあります。

たまにバグや表示の不具合が出る

→ アイテムが表示されなかったり、エフェクトが重なったりすることがある。頻度は高くないものの、バトル中に起こると気になる人もいるかもしれません。

初見ではシステムがやや複雑に感じる

→ 慣れるまでは“何を持てばいいのか”迷いやすく、最初の数回は手探りでのプレイが必要です。

ただ、これらはどれもプレイの妨げになるほどではなく、アップデートで徐々に改善されている印象もあります。

【まとめ】
戦う=考える。その快感が詰まった良作

『Backpack Hero』は、「戦闘=装備を並べること」と定義し直した、斬新な設計のローグライクゲームです。

整理整頓がそのまま戦略になる

アイテムの組み合わせと配置に深い意味がある

キャラごとに戦術が大きく変化する

何度も遊びたくなる中毒性とリプレイ性

見た目はシンプルでも中身はとても奥深く、頭を使って遊ぶゲームが好きな人には特におすすめです。

気になった方は、ぜひ一度プレイしてみてください。
自分だけのバックパックを作りながら、最高のビルドを追い求める旅が、きっとやみつきになるはずです。

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